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Channel: kenji matsuokaのニッキ
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Google I/O 2016渡航記MakerFaire編

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今日はMakerFaire bay Areaに行きます。
MakerFaireの会場はサンマテオというサンフランシスコ空港付近にあるため、最終日のホテルは空港付近のホテルに取りました。
Uberで車を呼んで最終日のホテル、Crowne Plaza San Francisco Airportへ行きます。

このホテルを選んだ理由は
CalTrainの沿線のためSan Jose方面からのアクセスが良い(結局Uberで移動したけれど当初はCalTrainという選択肢もあった)
同じ理由でMakerFaire会場までのアクセスも比較的良い
空港までのシャトルバスが有り翌日空港までのアクセスも良い。

来たのは女性のドライバー 。
昨日のLyftはなんだったのかと思うほど親切な対応で、3つのスーツケースを試行錯誤しながらトランクに押し込んでくれました。

車に乗っていたら何と雨が降り出してきました。
それもけっこうな勢い。もしこのレベルの雨がI/O期間中に振り出していたら阿鼻叫喚になっていた気がします。

その雨もホテルに付いた時にはやみ、ホテルに荷物を預けてCalTrainの駅へ向かいます。
移動距離は42.9km日本だと中々この距離をタクシーで行こうとは思えない距離ですが、料金はわずか29.94ドル
しかも、プロモーションコードがあったため20ドル割引きされて9.94ドル。これを同乗者3人で割ったため一人3ドル程度、驚くべきコストパフォーマンス。

気になった人はコチラから申し込んでみてくださいプロモーションコードをゲットできます。
しかも、だれかがプロモーションコードをゲットすると私にもプロモーションコードが与えられるという俺得システムになっているようです。うっしっし

CalTrainの駅まではハイウェイを超えないといけないのですが、きちんと遊歩道が整備されていて歩きやすくなっていました。


橋の上から高速道路を見下ろす。
日本と違ってアメリカの高速道路は無料ですが、それにしても道路の痛みぶりがすごい。
中央分離帯の間もゴミだらけ
道路幅は4車線もあってかなり豊富に取られているのに夕方頃はこの道でも大渋滞します。

高速道路を超えるとポルシェやアキュラといった高級車ディーラーが並ぶちょいセレブな雰囲気の街がありました。


ディーラーを超えるとCalTrainの線路が見えてきました。
地図で感じていた印象よりずっと近い。


それにしてもこの踏切かなり動きが雑です。
列車が来ていないのに遮断機が降りて何も通りすぎずに遮断機が開いたり、逆に列車来ているのに遮断機降りず、列車が警笛を鳴らし続けて踏切を突破したり・・・

踏切を渡ると駅が見えてきました。
日本の駅と比べると随分と質素です。
アメリカというと豊かな国、先進的な国という印象があったのですが、豊かさってなんだろうとふと疑問に思いました。



駅は完全無人。Clipperをかざす機械だけが有りました。Clipperをかざすと入場記録になり、降りるときにかざすと退場記録となって料金が精算される仕組み。
ただ、日本と違って改札などがないのでかざすこと無く乗車できます。
車内で検札が来た時に入場記録があるClipperかチケットがないとアウトで罰金。
これって、他所から来た人にとっては凄い不親切で分かりにくいと思う。今回はClipperを買っていたから良かったけれど、Clipperを持っていない人向けのチケット販売所は結局見つけられなかった。

サンフランシスコ行き(逆方向)のCalTrainがやってきました。
CalTrainは機関車が全てサンノゼ側を向いているのでサンフランシスコ行きは機関車が後ろから押す形になるのですが、車体をぶった切って無理やり運転台をつけた姿は中々の迫力


今度こそ目的のサンノゼ方面行が来ました。
サンノゼ方面側はちゃんとした機関車が引っ張る形です。
CalTrainって凄く巨大だし、スチールむき出しッて感じのデザインでいかにもアメリカンなのですが何と日本車両製で社内には日本車両のロゴマークも有ります。

ブロードウェイステーションから会場があるサンマテオ駅までは2駅ですが、検札が来ました。
ズルしなくてよかった というかClipper買っておいてよかったー

サンマテオの駅につきましたが・・・
看板が倒れてベコベコなままになっています。
偶然最近倒れたのかもしれないけれど、アメリカにいるとこういうのをよく見かけます。

ただ、個人が持っている消費は大きいようで車は高い車がよく走っているように思います。
ということでサンマテオの駅から歩いて15分ほどでMakerFaireの会場につきました。
MakerFaire BayAreaに来るのは2度めですが迷わないか内心ドキドキでした。


あと、途中はずっと住宅街の中を歩き続けるので日を遮るものがほとんどありません。
湿度が低い中ガンガン照りつけるので帽子を持っておけばよかったです。
会場でチケットを見せます。

MakerFaireのチケットはオンラインで購入できるEventbriteというサービス。
日本で言うところのATNDのようなものですが、IntelPartyでも使われていたり、去年ではGoogleI/O自体もEventbriteで登録するようになっていました。
サービスのクオリティが高いですし、いろんなイベントに参加するときにこうやって一つのサービスにまとまっているのは管理が楽で嬉しいです。


それではMakerFaire BayArea2016で見かけたものを色々と順不同で

MakerFaireでみたもの

廃材で作った馬。
日本でも民芸品とかでよく見るようになりました。


鉄のタコ
こういう、巨大なアート品が多いのもMakerFaire bay Areaの特徴な気がします。

Googleは工作時に便利な防護メガネを無料で配っていました。
普通のメガネと違って左右の空きが小さく物が飛んで目に刺さったりしないようになっています。
助かりますね。

ドローンレースもやっていました。
ドローンレースやってみたいですが、見る側としてはドローンが小さい上に高速なので視認性が悪くて観戦しづらかったです。
プロジェクトマッピングで床にチームロゴを表示するとかそういう工夫がほしい。

今回カメラはα7sにsel50f18f一本で行ったのですが、肉眼でもつらい光量でもISO8000まで上げる事で1/800までシャッター速度を上げてドローンが撮影出来ました。

旧車をEVに仕立てあげるのって3年前のMakerFaireでも見たのですが面白いですよね

EV NAロードスターは今年も出品。
マツダのロードスターが世界的に見ても名車と言われているのは有名ですが、実際のところユーノス(NA)ロードスターが圧倒的人気でそれ以降はそれほどでもないという印象を受けます。
少なくともアメリカではNAはソコソコ見かけますがNCは殆ど見ません。
それに対してボクスターが目立ちます。
原点回帰を図ったNDで再度人気が戻ると良いのですが。

ソーラーカー。この割り切りが凄い

新旧混在で言うとパワーグローブ(ファミリーコンピューターの周辺機器)でドローンを操るというのもありました。
もっとも操れずに墜落してドローンは壊れてしまいましたけれど。

中身はどんがらで作りなおしているっぽい

Makerと言えるかどうか微妙ですがハーゲンダッツを配っていました。
日本で言うと高級アイスの印象が強いハーゲンダッツが大量にゴロゴロ配られていくのは見ていて圧巻。
試作品が並ぶ中にあって大量の食料品を安定供給する力をMakerたちに見せつけているかのようです。


屋外展示らしくBBQの屋台もでていました(有料)
アメリカの食事というと美味しくない印象が強いけれどBBQはアメリカ凄いと思う。

ARDUINOベースのゲーム機

ホットケーキプリンター
コスプレに似合わないPCを使っています。



3Dプリンター編み機
PCで入力したように編みこんでくれる機織り機ですが、これは3Dプリンターと言って良いのだろうか・・・

暗闇エリアは前回に比べて大物が減った気がしますが光や影を使った演出が楽しかったです。
光る牛

磁気で浮かぶ物体
ゆっくりと回転していて影の移り変わりが楽しい。


その他様々な展示がありました。

再び屋外に出て
体中にスピーカーを付けて踊るロボット
なんともいえないゆるさが素敵です。


あと燃やす系の展示が多いのもアメリカっぽい
ほとんど脈絡なく火炎放射が行われていたりしますが、その中でも面白かったのが謎のリズムゲー
リズム通りに操作すると(この操作するパーツの作りがすごく雑で操作性がひどく悪い)炎が出るというもの。
単純すぎるリズムとあいまって耳に残りました。

MakerFaireの会場は本当に広かったです。
3年前に行った時も広いと思っていたのですが、あのときは店番があったりであまり見て回ることが出来なかったけれど、今回一通り回ってほんと広さを実感。
ただ、正直なところ3年前とかぶる展示が多かったという印象。出展者が固定化してきているんでしょうね。

純粋な見学者としていくなら一度行けば十分二度行く必要はないかなぁ

さてそんな感じでホテルに戻ります。
と思ったら帰りにGoogleの社員さんに会いました。この方は今はMountain View勤務ですがもとは日本勤務ですごくお世話になった人。
以前は雲の人という印象だったのですが、今回は色んな話ができて嬉しかったです。
やっぱりベイエリアは人に会いに行き、ものを見せに行く場所だとつくづく実感。

帰りのCalTrainでも検札が回ってきました。
前回は全く検札が来てなかったのでけっこうズルする人が多いんじゃないかと思っていたのですが、前回はたまたまだったのかもしれないです。
あと今更気づいたのですがブロードウェイ駅は土日しか止まらないらしいです。
今回たまたま土曜日だったから良かったけれどホントラッキー、アメリカの交通機関は土日にダイヤが大きく変わる傾向があるので要注意ですね。

CalTrainを降りたら夕日が美しかったです。

食事は移動が面倒だったのでホテルで食事。

しかし、ホテルだから割高なのは当然ながらさすがアメリカ。ホテルの料理も大味で大量です。
味以前に満腹になることを再優先するメニュー構成はさすがの一言

アメリカといえば毎回戸惑うのがホテルのシャワー。
一体何かのコンテストなのか?ッて思うくらい操作方法が統一されておらずエキセントリックです。
蛇口を倒したり押したり・・・
今回もまたクセモノでした。
見た感じひねるっぽいデザインですが、ひねっても反応無し。
こんなことでへこたれません。どうせ傾けたりするんでしょ。と思ったけれど傾きもせず。
じゃぁ、押したら・・・ 反応せず
引いたら・・・ あ、引けた けれど反応せず。
で、結局はこの引いた状態で左右にひねると水やお湯が出るという仕組み。
ひねるだけでもダメ、引っ張るだけでもダメ。
どちらも同時にやった時だけがお湯が出てきます。
しかもレスポンスが悪くひねった後しばらく立ってからお湯が出てきます。
初見殺しすぎる

さて、長かった旅もいよいよおしまい。
明日はSFO経由で帰国するだけです。

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