以前レビューしたMacBookPro retina13インチモデル
10日間ほど使ったものの返品することになりました。
色々調整したけれど、普通に使える設定を見つけることが出来なかったと言うのが原因です。
主な問題点は3つ
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最大の不満は前回のレビューでも紹介した推定解像度問題
最強の解像度を誇るRetinaモデルで解像度を不満に思うなんて考えても居なかったのですが、実際にはソフトとかみ合っていないために、素晴らしいハードが殺されている状態でした。
推定解像度を1280x800、1440x900、1680x1050、そして教えて貰ったSetResXによる2560x1600のドットバイドットをそれぞれ調べてみました。
今使っている13インチMacBookProを買い換えようと思った最大のきっかけが情報料不足だったので、それが補えないのは残念。
Retina化によって文字が見やすくなりフォントを小さくすることが出来るので多少は補うことが出来ますがメニューや枠線が大きすぎてそもそものコンテンツサイズが小さいため多少ましになる程度。
あと、Retina対応アプリと並んで非対応アプリやWeb画面で4倍に引き延ばされた画面を見るのは強い違和感を感じます。
一貫した見た目が得られないというのがかなり辛かったです。Retinaな部分がくっきり見えているのに非対応部分はぼやけるので目がピントをあっていないと勘違いして戸惑っているように思います。
慣れればRetina非対応の部分も気にならなくなるよって言う人もいましたが、それってもうRetinaじゃなくて良いって事ですよね
情報量も悪くないレベルで、もし、返品しなかったらこの解像度で使っていたかと思います。
推定解像度問題はありますが、1推定解像度あたりの解像度の量が多いためかあまりボケも気になりません。
問題はこの解像度で使うならAirの方が線がくっきりして見えるし、軽くて安いってことです。
しかしながら、推定解像度問題が一番激しかったのもこのサイズ。
特に文字などのコントラストが高い場所で、文字がちかちかして見えて1時間ほどで目が凄く疲れてしまいました。
情報量としては満足なのに残念ながら使い物にはなりませんでした。
1280x800か2560x1600かの二択じゃなくて普通にドットバイドットな1680x1050のMacBookProが出てくれたら・・・と思います。
そのままでは文字が小さすぎますが、フォントサイズを調整すれば美しさと情報量が両立できます。
Retinaではないですが、文字フォントサイズが大きくなったことで、実際にはRetinaと同様の美しい文字が見られます。
なによりRetinaの引き延ばし機能を使わないのでRetina対応アプリでも非対応アプリでも統一したUXを味わえるのが素敵でした。
ところがKeyNoteやMacOSX自体の部分などMac専用アプリでは文字サイズを変えるとレイアウトが崩れたり、そもそもフォントの指定が出来ず読むのが辛いサイズで表示される部分が多かったです。
ということで、いろいろ検討したのですがどれもしっくりこなかったです。
個人的には2560x1600のDot by Dotが一番よかったです。
文字サイズに対してもう少し柔軟になってくれれば圧倒的に便利で美しく使える そう思いました。
ただ、Appleがこのサイズを無効化して画面を引き延ばす方法で対応したということを考えるとDot by Dot表示が改善される見込みは薄いのではないかと感じてしまいます。
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キーボードは好みの問題があると思いますが、個人的には一番苦手なタイプのキーボードでした。
かなり柔らかて押した感覚が無くストロークが浅いキーボードです。
押した感じが無く、そこ付きしやすいのでタッチパネルをタイプしているようでした。
店頭展示機を何台か触ったのですが、個体差では無くこういうもののようです。13インチ特有で、15インチRetinaではもっと良いタイプ感がえられました。
感覚としては13インチのMacBookAirのキーボードをさらに柔らかくした感じです。
我慢できないレベルではないのですが、価格を考えるともう少し頑張って欲しかった。
EclipseにしてもKeynoteにしても起動にかなり待たされます。
例えばkeyNoteの場合、従来(Core2Duo 4GBRAM HDD)なら10秒ほどで起動したプレゼンが、(Core i5 8GBRAM SSD)のRetinaで1分以上かかって開くと言うことがありました。
Eclipseの起動時間も、それほどではないにしても、前より1.2倍くらい時間がかかっている印象です。
普通考えたらあり得ない話で、ソフトウェア的な不良があったのかもしれません。
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というわけで、返品することにしました。
返品は簡単でした。
AppleStoreで購入した商品は到着後2週間以内なら初期不良じゃなくても返品できるようです。(一部商品を除く)
全ての同梱品を元あったとおりに同梱したら、
http://store.apple.com/jp/help/returns_refundにアクセスして購入履歴から返品を選び、出てきた印刷物をはさみで切って、一つは箱の中に、もう一つは箱の外側に貼ります。
あとは指定された場所に郵送するだけ、
本当にこれだけです。
返品の送料は購入者側持ちですが当然の話だと思います。
驚いたのは途中、事情を聞かれるようなことが一切無かったこと
普通なら返品に至ったアンケートくらいはありそうなものですがまったくありません。
気に入らないから返品したい→即OK は神対応
よく、クレームが入ったときほど商品を売り込むチャンスと言いますがまさにそれを実感しました。
改めて言いますが、私はこのRetina13インチに満足できませんでしたが、決してこれが不良品だったわけではありません。
Retina対応アプリでは本当に綺麗だったし、軽かったし、画面の発色や視野角は他のノートPCを使うのが嫌になるレベル。
それでも返品したのはAppleの寛大な処置があったからです。 他社の製品ならこうはいかないでしょう。
Appleがますます好きになりそうです。
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10日間ほど使ったものの返品することになりました。
色々調整したけれど、普通に使える設定を見つけることが出来なかったと言うのが原因です。
主な問題点は3つ
推定解像度

最大の不満は前回のレビューでも紹介した推定解像度問題
最強の解像度を誇るRetinaモデルで解像度を不満に思うなんて考えても居なかったのですが、実際にはソフトとかみ合っていないために、素晴らしいハードが殺されている状態でした。
推定解像度を1280x800、1440x900、1680x1050、そして教えて貰ったSetResXによる2560x1600のドットバイドットをそれぞれ調べてみました。
1280x800
もっとも画面が美しく見えるのですが、やはり1280x800では情報量が足りないです。今使っている13インチMacBookProを買い換えようと思った最大のきっかけが情報料不足だったので、それが補えないのは残念。
Retina化によって文字が見やすくなりフォントを小さくすることが出来るので多少は補うことが出来ますがメニューや枠線が大きすぎてそもそものコンテンツサイズが小さいため多少ましになる程度。
あと、Retina対応アプリと並んで非対応アプリやWeb画面で4倍に引き延ばされた画面を見るのは強い違和感を感じます。
一貫した見た目が得られないというのがかなり辛かったです。Retinaな部分がくっきり見えているのに非対応部分はぼやけるので目がピントをあっていないと勘違いして戸惑っているように思います。
慣れればRetina非対応の部分も気にならなくなるよって言う人もいましたが、それってもうRetinaじゃなくて良いって事ですよね
1440x900
一番バランスが取れているように思いました。Retina対応アプリでも非対応アプリでもお互いそこそこの画質で見られます。情報量も悪くないレベルで、もし、返品しなかったらこの解像度で使っていたかと思います。
推定解像度問題はありますが、1推定解像度あたりの解像度の量が多いためかあまりボケも気になりません。
問題はこの解像度で使うならAirの方が線がくっきりして見えるし、軽くて安いってことです。
1680x1050
文字サイズや情報量で一番満足度が高かったのがこのサイズ。しかしながら、推定解像度問題が一番激しかったのもこのサイズ。
特に文字などのコントラストが高い場所で、文字がちかちかして見えて1時間ほどで目が凄く疲れてしまいました。
情報量としては満足なのに残念ながら使い物にはなりませんでした。
1280x800か2560x1600かの二択じゃなくて普通にドットバイドットな1680x1050のMacBookProが出てくれたら・・・と思います。
2560x1600
スケーリングしない解像度ですが、標準では無効化されていてSetResXを使って無理矢理有効化する必要があります。意外ですが一番気に入ったのはこのサイズでした。そのままでは文字が小さすぎますが、フォントサイズを調整すれば美しさと情報量が両立できます。
Retinaではないですが、文字フォントサイズが大きくなったことで、実際にはRetinaと同様の美しい文字が見られます。
なによりRetinaの引き延ばし機能を使わないのでRetina対応アプリでも非対応アプリでも統一したUXを味わえるのが素敵でした。
ところがKeyNoteやMacOSX自体の部分などMac専用アプリでは文字サイズを変えるとレイアウトが崩れたり、そもそもフォントの指定が出来ず読むのが辛いサイズで表示される部分が多かったです。
ということで、いろいろ検討したのですがどれもしっくりこなかったです。
個人的には2560x1600のDot by Dotが一番よかったです。
文字サイズに対してもう少し柔軟になってくれれば圧倒的に便利で美しく使える そう思いました。
ただ、Appleがこのサイズを無効化して画面を引き延ばす方法で対応したということを考えるとDot by Dot表示が改善される見込みは薄いのではないかと感じてしまいます。
キーボード

キーボードは好みの問題があると思いますが、個人的には一番苦手なタイプのキーボードでした。
かなり柔らかて押した感覚が無くストロークが浅いキーボードです。
押した感じが無く、そこ付きしやすいのでタッチパネルをタイプしているようでした。
店頭展示機を何台か触ったのですが、個体差では無くこういうもののようです。13インチ特有で、15インチRetinaではもっと良いタイプ感がえられました。
感覚としては13インチのMacBookAirのキーボードをさらに柔らかくした感じです。
我慢できないレベルではないのですが、価格を考えるともう少し頑張って欲しかった。
遅い
原因が分からないのですが、アプリの起動が異様に遅いのです。EclipseにしてもKeynoteにしても起動にかなり待たされます。
例えばkeyNoteの場合、従来(Core2Duo 4GBRAM HDD)なら10秒ほどで起動したプレゼンが、(Core i5 8GBRAM SSD)のRetinaで1分以上かかって開くと言うことがありました。
Eclipseの起動時間も、それほどではないにしても、前より1.2倍くらい時間がかかっている印象です。
普通考えたらあり得ない話で、ソフトウェア的な不良があったのかもしれません。
返品

というわけで、返品することにしました。
返品は簡単でした。
AppleStoreで購入した商品は到着後2週間以内なら初期不良じゃなくても返品できるようです。(一部商品を除く)
全ての同梱品を元あったとおりに同梱したら、
http://store.apple.com/jp/help/returns_refundにアクセスして購入履歴から返品を選び、出てきた印刷物をはさみで切って、一つは箱の中に、もう一つは箱の外側に貼ります。
あとは指定された場所に郵送するだけ、
本当にこれだけです。
返品の送料は購入者側持ちですが当然の話だと思います。
驚いたのは途中、事情を聞かれるようなことが一切無かったこと
普通なら返品に至ったアンケートくらいはありそうなものですがまったくありません。
気に入らないから返品したい→即OK は神対応
よく、クレームが入ったときほど商品を売り込むチャンスと言いますがまさにそれを実感しました。
改めて言いますが、私はこのRetina13インチに満足できませんでしたが、決してこれが不良品だったわけではありません。
Retina対応アプリでは本当に綺麗だったし、軽かったし、画面の発色や視野角は他のノートPCを使うのが嫌になるレベル。
それでも返品したのはAppleの寛大な処置があったからです。 他社の製品ならこうはいかないでしょう。
Appleがますます好きになりそうです。